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お墓づくりだけじゃない!石材店がホテル業界から学ぶサービスの重要性

 
お墓づくりだけじゃない!石材店がホテル業界から学ぶサービスの重要性
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私たち石材店の職種は「何業」にあたるのでしょうか?

 

お墓づくりだから「製造業」

お墓を売るから「販売業」

納骨のお手伝いをするから「サービス業」

 

どれも当てはまるような違うような・・・

 

こんにちは。兵庫県神戸市の株式会社第一石材の能島孝志です。

“カロート(納骨室)に水が入らない特許構造墓石”『信頼棺®』のフランチャイズ加盟店システムを運営させていただいております。

能島

石材店の職種って、なんかわかりにくいですよね。

 

だから、ついひとくくりに「石屋」って言ってしまいがちですが、実際に石だけを売っているのは採石業者さんくらいです。

 

私たち石材店は、お墓をつくることから納骨のお手伝いまで、仕事の範囲は広いと言えるでしょう。

当然のことですが、お客様と接する機会も頻繁にあります。

 

それゆえに、一般的な製造業とは異なり「サービス業」の要素も含んでいるのです。

 

でも、サービスの分野って苦手な石材店が多いですよね。

 

そこで、今回の記事は、サービス業の代表格ともいえるホテル業界に目を向け、ご紹介させていただきます。

 

私たち石材店の日々の活動に取り入れてみる価値はあるかと思います。

 

兵庫県北部の豊岡グリーンホテルモーリスさん

豊岡グリーンホテルモーリスさん

当社第一石材も加盟しております、日本最大の石材業界団体である(一社)日本石材産業協会の兵庫県支部の会合が、兵庫県北部の豊岡市で開催されるときに私が宿泊する定宿が豊岡グリーンホテルモーリスさんです。

 

豊岡市と言えば、特別天然記念物のコウノトリを保護し、自然回帰させる拠点である「コウノトリの郷公園」と、全国生産の80%シェアを誇るカバンの製作においても有名です。

 

豊岡グリーンホテルモーリスさんは、2014年2月に新しくオープンしたビジネスホテルです。

 

いろいろなところでビジネスホテルに泊まる機会が多いのですが、コスパも含めて、これといったホテルが中々ない中で、こちらのホテルは「かゆいところに手が届く」魅力的なホテルなのです。

 

豊岡グリーンホテルモーリスさんのサービスをご紹介

豊岡グリーンホテルモーリスさんのサービスをご紹介

では、具体的にどんなところが「かゆいところに手が届く」サービスなのかをご紹介したいと思います。

 

充実のホテルロビー

随所に観葉植物が配置された落ち着いた雰囲気の1階ロビーには、自由に使えるパソコンとプリンターに無料ドリンクサービスもあります。

 

全てWベッドでゆったりスペース

シングルルームの部屋でもベッドはすべてゆったりサイズのダブルベッドで、トイレはもちろんウォシュレット完備。

 

無料貸し出しの枕や空気清浄器・加湿器など

各階のエレベータ前には、セルフですが、好みに合わせて選べる枕や、ズボンプレッサー、空気清浄器、加湿器が並べてあります。

 

24時間使用できる大浴場

当然、部屋にはユニットバスはあるが、やはりサウナ付きの大浴場が最高。天然温泉でないのが残念ですが、15時から翌朝9時まで使えるのが嬉しい。

 

バリアフリーの入り口

バリアフリーの洗面台

大浴場の設備等も、ビジネスホテルとしては特筆もので、入口や洗面台はバリアフリー設計のユニバーサルデザイン。

 

スリッパの間違い防止クリップ

ナイロンタオル

そして、大浴場の入り口には、他の人のスリッパと間違えないように、クリップが置いてあったり、浴室にはナイロンタオルも用意されています。

 

スリッパを間違えられるのは嫌ですし、普通のタオルじゃ泡立ちが悪いし、顧客側が「こんなものがあったらなぁ…」と思うものがきちんと揃っています。

 

その他にも、豪華マッサージチェアが3台完備されているなど、至れり尽くせりの装備です。

 

新聞

朝起きると、ドアの前には新聞(無料)が置かれています。

 

各種サービス

その他、長期の滞在者や定期的に利用する宿泊者向けに、荷物を預かり保管してくれる、マイコンテナサービスや洗濯代行まで、細かいところまで気が利いているのが良いですね。

 

バイキングの朝食

これらのサービスに、バイキング形式の朝食がついて、シングル朝食付きの値段は6,000円程度です。

 

さすが、常々人に優しい商売をされているおおきた石材店さんのお膝元、コスパ的に考えても、文句なしのサービスのビジネスホテルでしょう。

 

コスパ的に考えても、文句なしのサービスのビジネスホテルでしょう。

 

石材店がホテル業界から学ぶべきこと

石材店がホテル業界から学ぶべきこと

さて、本題です。

 

私たち石材店は、どちらかというと大きな金額を扱う商売です。

 

お墓を建立するとなると、何十万円~何百万円。

中には、一千万円以上もする、極めて高額なお墓もあります。

 

墓誌(霊標)への追加文字彫刻にしても数万円は掛かります。

 

いずれにしても、数百円、数千円という注文はそんなにありません。

あるとすれば、花立ての中入れや線香立などの付属品の販売くらいでしょう。

 

お客様から数十万円、数百万円という大きなお金を頂きながら、はたして、それに見合うだけのサービスができているのでしょうか?

 

昭和の頃のお墓建立といえば、地元の石材店にただ注文をするだけで、石の種類や形に頓着することもなく、見積書さえもないのが当然のことでした。

 

しかし、今や日本中があらゆるモノとサービスにあふれ、情報化社会となった今日では、消費者は厳しい目でチェックしています。

 

石材店が考える、「良い石」「良い加工」「良い施工」とは別の次元で、消費者は石材店をチェックしているということを認識する必要があります。

 

 

店舗や事務所、応接室や工場内がきれいに片付いているか?

展示場に並べられている墓石にホコリが溜まっていたりしないか?

各展示墓石に価格が表示されているか?

担当スタッフの対応や態度・身なり、そして人間性はどうなのか?

石やお墓の知識をはじめ、宗教的な知識が十分に備わっているか?

提示された見積り金額と商品内容との費用対効果に問題はないか?

 

などなど、今や消費者も様々なところでサービスを受け慣れているので、販売する側以上に厳しい目で観察されていると考えていた方が賢明です。

 

まとめ

私たち石材店は、6,000円ほどの売上のお客様に対して、豊岡グリーンホテルモーリスさんのようなサービスができるでしょうか?

 

失礼ですが、豊岡グリーンホテルモーリスさんは、東京にあるような泊まるだけで一泊数万円もするようなシティホテルではありません。

地方のビジネスホテルです。

 

私たち石材店は、その百倍以上の金額の商売をさせていただいているにも関わらず、お客様に対してぞんざいな扱いをしていないでしょうか?

 

ちょっと安いお墓の見積もり依頼を受けただけでも愚痴を言う人がいる業界です。

しかし、6,000円ちょっとで、あそこまでのサービスをする業界もあるのです。

 

これからの石材店は、良いお墓づくりをすることは当然のことですが、消費者が感動するサービスの提供も考えていく姿勢が必要ではないでしょうか。

 

 

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