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これでいいのか!?墓石業界!「工事・施工基準がない業界」編

 
これでいいのか!墓石業界!「工事・施工基準がない業界」編
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2015年3月には、建築用免震ゴムの大規模なデータ改ざん発覚。

2015年11月には、横浜市のマンションが杭打ちの手抜きによる傾き。

 

…と、近年は建築業界の不正が社会的に大きな問題となっています。

 

こんにちは。(一社)日本石材産業協会認定「1級お墓ディレクター」資格の能島孝志です。

兵庫県神戸市で、“カロート(納骨室)に水が入らない特許構造墓石”『信頼棺®』を取り扱う、(株)第一石材の代表を務めさせていただいております。

能島

では、はたして墓石業界は大丈夫なのでしょうか?

 

答えは、「全然、大丈夫ではありません!」

 

ただ、ニュースや新聞などで、墓石倒壊の映像等が紹介されたとしても大きな問題になることはありません。

 

なぜ、大きな話題にも問題にもならないのでしょうか?

 

墓石の倒壊が大きな問題にならない理由?

墓石の倒壊が大きな問題にならない理由?

冒頭で建築業界の不正事件について少し触れましたが、墓石業界ではこのような問題は起こりません。

 

なぜなら、「建築基準法」のような規制法律がないからです。

つまり、どんな工事をしようが法的には問題ないのです。

 

  • 地面を深く掘り下げ、鉄筋を組んで生コンを流し込む基礎工事。
  • 地面の表面の土を数センチほど取り、モルタルを敷くだけの基礎工事。
  • 基礎工事など全く行わない業者。

 

その他にも、軟弱地盤などの場合には、地盤沈下を防ぐために特殊工法を用いた基礎工事を行う場合もあります。

これらはすべて、それぞれの石材店次第なのです。

 

では、仮に法的に問題はないとしても、地震が起きても大丈夫なのか?

また、年数が経つと共に墓石が傾いたりはしないのか?

 

全然、大丈夫ではありません!

 

事実、1995年の「阪神・淡路大震災」では数多くの墓石が倒壊しました。

その後も全国のあちらこちらで頻繁に起こる大地震や、相次ぐ巨大台風の上陸による雨風の影響で、お墓にも甚大な被害が出ています。

 

かつては何事もなく、50年、100年とその場にあり続けたお墓も今では必ずしもそうとは言い切ることができないのです。

 

耐震施工を施した墓石なら安心できるのか?

耐震施工を施した墓石なら安心なのか?

昭和の時代までに建てられたお墓に地震対策なんてほぼほぼありません。

 

あったとしても、ほんの気休め程度のものです。

 

お墓の地震対策にスポットが当たったのは、「阪神・淡路大震災」がきっかけです。

この大地震を機に、お墓の地震対策が本格的に考えられるようになりました。

 

今では、数多くの地震対策アイテムが登場し、もやは耐震施工は当たり前の時代になりました。

 

ただ、この耐震施工にも製品や工法により効果はさまざまです。

 

石と石の間に金属の棒を入れ結合した工法などは、東日本大震災で数多く倒壊したため、その効果が疑問視されています。

 

では、地震対策だけを施しておけば問題ないのかというと、決してそうとは言えません。

足元である基礎工事がずさんだと、いくら上だけ地震対策をしたところで何の意味もありません。

 

家やビルなど、建物の倒壊に関しては大きな話題になり、建築に関わる法改正や工法の見直しがされていくのですが、お墓に関しては、それほど大きく変わることはありません。

 

火山国日本では、今後もいつ大きな地震が起きても不思議ではないのです。

 

それがもし、お盆やお彼岸など、お墓参りの多い時期に起こったとしたら、1基数百キロ以上もある墓石が墓参者の上に倒れてくるかも知れないのです。

 

想像するだけでも恐ろしいことです。

 

お墓の水対策も考えてあげるべきでは⁉

お墓の水対策も考えてあげるべきでは

日本全国ほとんどの地域の墓石は、納骨室の中に水が入ってしまう構造なのです。

石材店を営んでいる者ならば、おそらくこの事実を知らない人はいないはずです。

 

このところ全国のいたるところで起こるゲリラ豪雨では、納骨室の中が水浸しということも十分に考えられます。

お骨がプカプカと浮いていたなんてことも決してめずらしいことではありません。

 

また、水問題だけではなく、クモやムカデが住み着いていたり、ハチが巣を作ったりしたりもします。

 

  • ほとんどの消費者が知らない
  • 外から見ただけではわからない
  • そのうち水は自然と引く

 

などの売り手都合の理由で、これまでの長きにわたって放置されてきた問題ですが、大切な家族のお骨を納めているお施主様からすると耐えられたものではありません。

 

お墓を建てる人が少なくなった昨今において、なおかつお墓を建てるという人は本当にご先祖様を大切に想っている人たちです。

私たち業界にとって、そんな貴重なお客様のことを考えると、納骨室の中に水が入る問題も考えておく必要があるのではないでしょうか。

 

ちなみに当社は、この水問題を解決できたおかげで、ほぼ競合で負けることはなくなりました。

…というよりも、遠く離れたところからわざわざご指名を頂くことも数多くあります。

 

まとめ

あなたはどう思われましたか。

 

私は過去の自分を顧みながら、この記事を書いています。

 

お墓は耐久消費財ではありません。

そこには、大切な家族のお骨やご先祖様が祀られています。

 

それが、

 

  • 数年で傾いたり
  • 地震で倒れたり

 

また、外観だけは立派だが、肝心かなめのお骨が納められている部屋が雨漏り状態であったり・・・

 

これでいいのか!?墓石業界!

 

現状において、規制法律があるなしはともかくとして、「墓参者を守る」そして「ご先祖様も守る」ためにも、一定基準の施工を行うことが石材店としての務めではないかと考えます。

 

今こそ、選ばれる石材店と、そうでない石材店とが明確に分かれる分岐点です。

 

 

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