今こそ墓石業界に絶対不可欠!他の石材店との圧倒的差別化戦略
のじま
私たち、お墓を扱う石材店は、どこのお店も大なり小なり「うちのお墓はよそとは違う!」と思っているはず。
しかし、一般消費者の認識は決してそうではありません。
むしろ、「お墓はどこの石材店で建ててもたいした違いはないだろう…違うのは値段だけ」なんて思っている方が意外と多いのです。
それゆえに、近年では複数の石材店に見積もりを依頼し、価格を比較をすることもめずらしくありません。
そうなると、石材店側としても仕事欲しさに、ついつい「お安くしますよ!」と価格競争の土俵に上がってしまいがちです。
しかし、価格競争は結果的には、自分で自分の首を絞める結果になってしまいます。
そうならないために必要なのが、自社の“ウリ”です!
いわゆる、他の石材店に負けない「圧倒的な差別化」ですね。
“ウリ”を訴求することで、価格以外のメリットで選んでいただくというわけです。
ただし、やみくもに“ウリ”を羅列しても、消費者には伝わりません。
消費者の心に刺さる強烈な“ウリ”でないと効果はありません。
そこで今回の記事は、なぜ今こそ、圧倒的差別化戦略である“ウリ”の訴求が必要なのか解説していきます。
目次
情報化社会におけるお墓の購入方法の激変
かつては、石材店がお墓を販売するのに営業なんて必要ありませんでした。
- お寺様や本家からの紹介
- 仏壇店や葬儀社からの紹介
- 地域に根差した商売をしていればお客様が来てくれた
おそらく、このような経路で、お墓づくりの案件がそこそこ切れ目なくあったはず。
ところが、お墓を建てる人の数が少なくなった近年においては、これだけでは十分な数を確保することが難しくなっています。
それに加え、スマホさえあれば、様々な情報が簡単に入手できる情報化社会です。
つまり、誰かの紹介や家から近いというだけで、簡単にお墓を買ってもらえる時代ではなくなったのです。
消費者がお墓に頓着しなかった時代
「三種の神器(じんぎ)」という言葉があります。
本来は日本に古くから伝わる宝物を指し示す言葉で、皇位とともに歴代の天皇に伝わる宝物である、鏡(かがみ)と剣(つるぎ)、曲玉(まがたま)の三種のことです。
しかし、第二次世界大戦後の昭和の時代において、復興の証とも言える、日本人の生活を大きく変える存在となった3種類の電化製品のことを、「三種の神器」と呼んでいました。
少し年配の石材店の社長さんならご存知かと思いますが、1950年代に登場した「冷蔵庫」「洗濯機」「白黒テレビ」の3つです。
ただ、当時これらの商品を買い求めた消費者は、性能やデザインにこだわったでしょうか?
おそらく、「所有するだけで満足」だったはずです。
お墓もかつてはそうだったのです。
消費者が、お墓に頓着することなんて、ほとんどありませんでした。
- ご先祖様のため
- 亡くなった大切な人のため
- 将来の自分たちのため
つまり、「お墓を建てること」だけが目的だったのです。
- 石の種類
- 墓石のカタチ
- 施工方法
そんなことはすべて石材店にお任せ!
こんな時代がバブルが終わるころまで続きました。
このころが、墓石業界が最も元気な時代だったのではないでしょうか。
ありきたりの“ウリ”では通用しない時代
モノがない時代においては、モノを所有することが最大の目的でした。
- あそこの家にはカラーテレビがある
- あそこの家にはクルマがある
昭和の高度経済成長期のころは、こんな感じだったのです。
ところが、身の回りにモノが溢れかえる現代社会においては、そう簡単にモノは売れません。
お墓も同じです!
消費者は、必要な情報をいとも簡単に入手でき比較検討できます。
ただ、お墓に関しては誰しもが購入経験がないだけに、よほど詳しく調べない限り、どこの石材店のお墓も同じようにしか見えないかもしれません。
なかには、「お墓なんてどこの石材店で買ってもたいした違いはないだろう…違うのは値段だけ」なんて考えている消費者も少なくありません。
石の品質や墓石の加工について詳しくわからなくても、値段の違いだけが目についてしまうのでよけいに厄介なのです。
そこで必要なのが、他社との差別化です。
それも・・・
圧倒的な差別化戦略である“ウリ”が必要になってくるのです。
消費者が「なるほど!」と思う“ウリ”が必要
お墓を建てる際に相見積もりが当たり前になった近年において、消費者が最も比較対象にするのが価格です。
誰しもがお墓を建てるのは初めてのことだけに、品質の善し悪しなんてわかるはずがありません。
それゆえに、唯一わかる「価格」の比較になってしまうのです。
石材店としても数少ない案件だけに、なんとか契約にこぎつけたいという気持ちから、ついつい価格競争になりがちです。
価格を安くしたばかりに、お墓の品質に影響が出ないとも限りません。
おそらく、ほとんどの石材店が、「できることなら価格競争なんてしたくない!」と思っているはず。
そこで必要なのが、自社の“ウリ”です。
それも、値段の安さではない“ウリ”です。
つまり、あなたの石材店だからこそできる強みです。
もっと言えば、あなたの石材店でしかできない強みです。
- 創業○○年の歴史
- 自社施工だから安心
- 建墓数△万基の実績
などは、自社の強みとして、これまで多くの石材店が掲げていました。
しかし、情報化社会においては、消費者には選択肢が山ほどあります。
この程度の強みの訴求で、消費者が選んでくれることは難しくなっています。
もっと、際立った“ウリ”が必要なのです。
それも、消費者が「なるほど!」と思う“ウリ”でなければなりません。
あなたの石材店でお墓を買わなければならない理由
人は誰しもモノを買うときには理由があります。
もちろん、「値段の安さ」も理由の一つでしょう。
けれども、価格勝負は体力勝負です。
そこで勝ち抜くには、ダイソーやドンキホーテのような体力が必要です。
でも、必ずしも価格の安さだけが売れる理由ではありません。
少々値段が高くても売れている商品はたくさんあります。
トヨタのランドクルーザーは、注文から納車まで4~6年待ちと言われています。
その他にも、2年先まで予約が埋まっているレストランもあります。
どうして、このような現象が起こるのでしょうか?
それは、
トヨタのランドクルーザーが欲しいから!
2年待ってでも、そのレストランで食べたいから!
です。
では、お墓ならどうでしょう!?
たとえ、
- 他の石材店より少し高くても
- 家から遠くても
- 完成まで1年待ちでも
- 「あなたの石材店でお墓を買いたい」
- 「あなたの石材店がつくるお墓が欲しい」
といった、あなたの石材店でお墓を買わなければならない理由が必要です。
これこそが、他の石材店と圧倒的に違う差別化戦略なのです。
まとめ
かつてのようにお墓が売れなくなった時代においては、何か際立った強みが必要です。
あなたの石材店が現在訴求している自社の“ウリ”は、はたして消費者にとって納得できるものでしょうか?
- 創業○○年の歴史
- 自社施工だから安心
だけでは、今や大した強みにはなりません。
私たちなら、特許・実用新案登録の独自構造墓石である“カロート(納骨室)に水が入らないお墓”「信頼棺®」です。
石材店の方々なら、お墓の中に水が入ることは誰でもが知っている事実です。
しかし、構造上「仕方がない」と済ませてきましたが、消費者の気持ちは決してそうではありません。
「大切な人のお骨が水びたしになるなんて耐えられない」という方が圧倒的多数なのです。
差別化戦略を考えるうえで重要なのは、業界の常識ではなく、一般消費者にフォーカスすることです。
いわゆる、カスタマーファースト。
日本語に訳せば「顧客第一主義」ということです。
長く商いをされている石材店なら、必ずそんな強みがあるはずです。
もし、思いつかないというのなら、私たちと一緒に「信頼棺®」を取り扱いませんか?
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