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『信頼棺®』とは?

『信頼棺®』とは?

さて、次の2枚の写真をご覧ください。これは、どちらもカロート(納骨室)です。

1枚目は水が溜まっているところ。2枚目はスズメバチが巣を作っていた様子。
それぞれ、この奥にお骨があったわけです。

 

初めて見るお客様にとっては少しショッキングかもしれません。

他にも、ヘビがいたとか、クモの巣が張り巡らされていたとか、石材店ならよく聞く話です。

 

もし、大切なご家族の一部が、まるで野ざらしのように雨水に浸かり、虫がわんさかいるような状況におかれているとしたら、あなたは耐えられますか?

『信頼棺®』は、ある一人のお客様が、写真のように水びたしになったカロートを見て、株式会社第一石材にお問い合わせをされたことから生まれました。

『信頼棺®』 開発のきっかけ

「親戚のお墓の中が泥水で溢れ返っていて、その中でお骨が浮いていた。自分がお墓を建てるときは絶対に中に水を入れたくない!」

実は、お墓に水が入ってしまうことは、長きにわたりこの業界があえて触れずにきた話。ですから、一般の方にはあまり知られていません。

このお客様もご存知ではなかったようで、大切なご先祖様のお骨がプカプカと浮いているのを初めて目の当たりにして、大変衝撃を受けたそうです。

そして、何度も「絶対に水は入れたくない」とおっしゃっていたので、余程、ご不快な想いをされたのだと思います。

 

このお客様の対応をしていた第一石材の代表能島も、それまでは「お墓とは水が入るもの」と当たり前に思っていましたが、このとき、「これを当たり前だと思ってはいけないのだ」ということに気がついたのです。

そして、このカロートの状況をなんとかしたいというお客様がいるのであれば、「見て見ぬふりはできない、真正面からこの問題に取り組もう」と決心したのです。

 

特殊構造のヒントは富山県

日本全国には様々なお墓の形状、構造があり、地上部分につくった納骨室にお骨を入れる方法の場合は、水の浸入を防げる構造の墓石もあります。

しかし、ご依頼をくださったお客様の地元である関西地方では、お骨は土に還すものという風習があり、お墓の中に骨壷を入れず、サラシの布で作った袋にお骨を移し替えたり、直接土の上に置く納骨方法が主流です。

そして、ほとんどの場合、お骨を入れる場所は地上より下であることが多いのです。

したがって、雨が降ったり、お墓参りで水をかけたりするたびに、どうしてもお墓の中に水が入ってしまいます。

「どうすれば水が入らないお墓をつくれるのだろう・・・」

当時、悩んだ能島がたどり着いたのが、富山県のとある地方のお墓の形状でした。富山の石材店ならよくご存知のはずです。

この地方では、以前から水が入りにくい構造のお墓が主流となっていました。

このお墓の形状を関西の一般的なお墓に応用できないか、と考えたのです。

そして、富山県の同業者にも協力してもらい、試行錯誤が始まりました。

 

第1号の完成、そこには思わぬ副産物も!

各方面の関係者とも相談を重ね、アドバイスをもらいながら、ご依頼主のお客様のご要望も盛り込み、こうしてなんとか、防水構造カロート第1号の完成の目処がたちました。

「これできっとお客様にもご満足いただけるはず・・・」

そう思いながら設計図を見ていたとき。

この新構造は水の侵入を防ぐだけなく、従来の仕様を格段に上回る強度があることに気がついたのです。

阪神・淡路大震災を経験した能島は、当時、多くのお墓が倒れたのを目の当たりにしました。

「あのときも、もしこのお墓があればもっと被害を小さくできたはずだ・・・」そう確信できるほどの耐久性が見込まれました。

こんな副産物のおかげもあって、実際に工事を終えて実物のお墓を見たときに、改めて感じました。

「これは別次元の完成度になっている」と・・・

こうして、防水構造カロート第1号は、ご依頼をしてくださったお客様も大満足の仕上がりとなりました。

 

本当は多くの方が望むものだった

「こんなに素晴らしいお墓だから、たくさんの人に利用していただきたい。しかし、私が思うほど、お客様は必要とされていないかもしれない・・・」

開発が成功した一方で、能島はお客様に勧めるのを少しためらっていました。

なぜなら、この新構造によるお墓の建立は、通常の工法よりも凝った材料や施工が必要で、どうしても通常の工事より費用がかさんでしまうのです。

ですから、当初は無理にお勧めするのではなく、防水や耐久性を気にされるお客様にだけご案内しようと考えていました。

しかし、実際にご案内を始めてみると、そもそもお墓に水が入っていることすら知らなかった、というお客様ばかり。

そして、水だけでなく、ハチが巣を作ったり、ヘビが出てくることもあるというお話をすると、それを聞いたほとんどのお客様が「この新構造でお墓を建てたい」と言ってくださるようになりました。

お墓を建てる方は、「水が入ってもかまわない」と思って従来の工法のお墓を選んでいるわけではありません。

水が入ることを知らず、防水構造でお墓を建てられることを知らないから、従来の工法以外の選択肢がなかっただけなのです。

実際にお客様の反応を見て、この新構造は多くの方に望まれるものだと確信することができました。

 

『信頼棺®』の誕生

第1号の完成からおよそ3年。

たくさんのお客様にお選びいただき、さまざまな条件・ご要望にてこの新構造の設計を重ねました。

墓地の広さ、お墓の形やデザイン等が違うと、当然仕様も変わります。

設計・施工経験を重ねるうちに自然とバリエーションが増え、対応できる幅も広がり、少しずつこの構造が洗練されていきました。

都市部に比較的多いコンパクトな墓地への対応では難しい課題が残っていたのですが、ようやくその問題を解決できる手段が見つかり、現在ではほとんどのお客様にご案内できるようになっています。

こうして広くご提案できるようになったことをきっかけに、この新構造によるお墓を『信頼棺®』(しんらいかん)と名付けました。

この名前には、

  • お客様の不安を取り除き、信頼していただけるお墓を届けたい
  • お客様に対して正直に向き合っていきたい
第一石材 能島のこんな気持ちが込められています。

 

お客様の声

『信頼棺®』でお墓を建てたお客様からは、想像以上に良いご感想をいただき、正直驚きました。

当初は水が入らないことを目指して設計したお墓でしたが、「お墓の中が守られているだけでなく、より丈夫な構造を選んで良かった!」という満足の声も多くいただいております。

お客様にとって「このお墓なら大丈夫」という安心や信頼は、防水という機能と同じように重要なポイントなのです。

実際のお客様の声をご紹介いたします。

大阪府 / KK 様

私には、お墓の中に水が入らないという事よりも、お墓の構造自体が遥かに丈夫で、地震にも強い事がメリットと思えました。
素人目にも明らかです。この仕様を選んでなければ、逆に大きな後悔をしていたと思えるほどでした。

 

KK様のお客様の声をくわしく見る

兵庫県 / SY様

旧墓地から移転を考え、ネットで石材店を調べていく内に、「信頼棺®」の存在を知り、能島さんとお会いできた事が最大の成功でした。

 

SY様のお客様の声をくわしく見る

『信頼棺®』のご依頼は正規加盟店へ!

工事依頼は正規加盟店へ!

『信頼棺®』は、お骨を納めるカロート部分に水が入らない特殊構造。

株式会社第一石材が特許・商標登録済みの新構造による墓石のため、構造ならびに商標の使用に関しては、事前に加盟店契約締結が必要となります。

石材業界では、デザインやアイデアの盗用が日常茶飯事で起きています。

そして、何より残念なのは、その盗用のレベルがあまりにも低くてずさんであること。

他社のアイデアを平気で利用できるくらいの業者ですから、仕事や技術に対するプライドなんてカケラもないのでしょう。

しかし、こんなことをされて一番困るのはお客様だと思うのです。

 

『信頼棺®』でお墓を建てるには、高い精度の石の加工を求められますし、墓地で施工する際も高い技術力を求められます。

基礎工事も、しっかりとした鉄筋と良質なコンクリートを使用した強固な工事が必要です。

小さなことも手を抜かずに、丁寧な仕事の積み重ねで実現できる仕様なので、簡単に真似ができるものではありません。

ですから、上辺だけを見て真似てみても、おそらく機能性は半分にも満たないと思います。

『信頼棺®』のお墓をご希望される方は、ぜひお近くの正規加盟店にお問い合わせください。

また、詳しい構造についても、こうした理由からホームページ上では公開をしておりませんが、正規加盟店の店頭では、模型などをお見せしながらきちんとご説明をしております。

みなさまのご来店を心よりお待ちしております。

 

追伸 加盟店以外の同業者の皆様へ

この防水構造を備えたお墓は、すでに特許登録(第6465491号)及び、実用新案登録(第3215973号)が済んでおります。
構造部分に関しては、質の低いものをご提供した場合にお客様に与える被害が大きく、多大なご迷惑をかける恐れがあるため、盗用が発覚次第、遠慮なく断固たる措置をとらせていただきます。
お見知りおきくださいますようお願いいたします。